日陶科学 保健カタログ2022
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 「新型コロナウイルス」の感染拡大が始まった2020年2月末、突然の要請で3月から3カ月に及ぶ全国一斉の休校が実施されました。本校では、今までもインフルエンザなどの感染症対策として、手洗い・うがいの励行をはじめ、早寝早起きの指導といった日々の体調管理まできめ細かく取り組んできました。 しかし、今回の新型コロナウイルスの感染拡大はまったくの別次元ですから、まずは国や市が示すガイドラインに基づく対策に取り組むことから始めました。特に「手指・接触面の消毒」「マスクの着用」「三密回避」は徹底し、市から供給された飛沫防止ガードは、授業中、給食時など教室で過ごす間は設置した状態としました。 対策が始まった当初は、子どもたちも戸惑いを隠せない様子でしたね。コミュニケーションが大事と言っていたのが、真逆になったわけでかつてない事態に直面し考えられる万全の対策を実施子どもたちも創意工夫しコロナ対策を実践2020年3月のパンデミック宣言から始まった「新型コロナウイルス感染症」の感染拡大は、子どもたちの学びの場にも大きな影響を及ぼしました。コロナから子どもたちを守るため、教育現場はどんな対策をしてきたのか、それは今後の学びの場にどのような教訓となったのか、徹底したコロナ対策に取り組んでこられた、埼玉県蕨市立塚越小学校の山口浩校長にうかがいました。子どもたちの健やかな成長を守るため、withコロナ時代を見据えた感染症対策を!特集ニットー特別編集埼玉県蕨市立塚越小学校校 長 山 口 浩 氏やまぐち ひろし埼玉県蕨市立塚越小学校1970年(昭和45年)14学級389名(2021年12月1日現在)「規律と自律、安心と安全」地域と共に生きる塚越小学校。児童は学年を超えて交流が盛んで、放課後も異学年で遊ぶ姿が多く見られる。学校応援団など地域・保護者の支援が手厚く、読み聞かせや水泳授業・登下校時の見守り、校舎内外の植物の世話、池や側溝の掃除、図書の修繕等を通して教育活動が支えられている。設 立児 童 数学校理念特 徴N14

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