日陶科学 保健カタログ 2026・340号
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視力検査❶❷ ▲ 鯖 江 市との 連 携で開 発され、同 市の全保育施設で使用中市内の一部公民館、児童センター等にも配布中 ▲鯖江市との眼育事業に関する記者会見▲紙芝居で園児たちに目の大切さを教える学生片目が空いたマスクを装着 手遅れになる前に専門の医療機関で診察を受けることが必要です。そ れから、今 の 子 は 視 力 は 正 常 な の に「見る力」が弱い子が増えています。子どもたちはスマホやタブレットでYoutubeなどSNSの動画をずっと見ていますが、目から受 動 的に情 報を入 れているだけで、脳での 思 考 が 伴っていない のです。次々に画 面 が 切り替わっていくけれど、それらを情報として脳が処理できていません。そこでおすすめするのは外でのスポーツです。特にサッカーなど球技は、広い視野を見ながら常に情報を処理していかなければなりませんので、スマホなど一点を見続けがちな眼にとっては有効です。遊びでは、昔はもぐらたたきゲームみたいな、広 い 視 野に意 識を集 中させて体も使うゲームが ありましたので、そういうの が今あるといいなと思いますね。また 、オンラインゲ ー ム の 普 及により、相手の表情を伺いながら会話するとか、自分 も 感 情 を 顔 に 表して 伝 えるということも 少 なくなって い ま す 。今 の 子 に「 空 気 が 読めない 」と言われる子 が増えているのは、実は眼にも関係あるのではないでしょうか。絵本「メガメガくんのめがね」スマホ時代 の “ 見る力”失われる子どもたち遊びながら学ぶ「眼育 」鯖江市との 先進的連携 めいくさばえカード―石井教授は、新潟県内で多くの学校を対 象 に 、保 護 者 へ の アンケ ート調 査 も行ってきました。その中で見えてきたものはありますか?幼少期からスマホやタブレットを与えて子どもに使わせるというのは、今の時代では避けられないことだと思います。長時間スマホを見ているのは眼に悪いからと時間制限を設けても、それを子どもたちに守らせるのは容易ではありません。じゃあ外で景色を眺める時間を作るかとい えば 、今 の 子ども た ち は 外 に 出してもらえないのです。夏は猛暑日続きで外出を控えるよう言われ、涼しい秋にはクマが出るから外に出してもらえませ ん 。冬はあの感染症のトラウマからまだみんな抜け出せておらず、子どもだけで外で遊ぶというのも許されないそうです。つまり、遠くの 物に焦 点を合 わせ て眼を休ませるということを、今 の 子どもたちはできなくなってきたのです。そういうことも 含 めて 、アンケ ートでは「あれはダメ、これはダメ」と論じる保護者は多いのですが、そもそも親ですら眼のつくりや眼の緊張のこと、どうしたら見え方が悪くなるかなど、“眼の健康についての知 識 ” が 無 い のです。ですから親 の 意 識を変えていくことの必要性も感じています。幼 少 期 の 眼 のことと安 易に考えず 、―石井教授は2019年より福井県鯖江市と連 携して、『 眼 育(めいく)さばえプロジェクト』を推進しています。そのきっかけと取り組みの内容を教えてください。鯖江市というのはご存知の通りメガネフレーム9 0 % 以 上 のシェアを誇る産 地として知られており、地 場 産 業としてのメガネ工場を大切にしていますから、眼の健 康につ いての 意 識を高く掲 げる自治体なのです。だから子どもの眼を守る目的で、市 役 所 の 方 が 新 潟 の 私 の 研 究 室まで説得に来たんですよ。まずは子どもが 遊び 感 覚で視 力 検 査を受けることができるように、レッサーパンダをモチーフにした視力簡単スクリーニング 検査の流れ かざされた視力板を見る ❸しっぽハンドルで向きを示す幼 い 時 期 から楽しくN34スマホ時代の予防「眼育」の推進

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